イラン、トランプ暗殺に関与か
パキスタン人の男、アシフ・マーチャント(47)が、ドナルド・トランプ大統領を含む米国の政治指導者の暗殺を計画したとして、ニューヨークのブルックリン連邦裁判所で裁判を受けている。検察によれば、マーチャントは2024年、イラン側の関係者から指示を受けて米国に渡り、政治集会などの場で暗殺を実行する人物を雇おうとしたとされる。動機は、2020年に米軍の攻撃で殺害されたイラン革命防衛隊の司令官カセム・ソレイマニの死への報復だと説明されている。
捜査当局によると、マーチャントは暗殺の実行役を探す過程で、ヒットマンだと信じて接触した相手に数千ドルの現金を支払い、トランプ氏の政治集会で攻撃を行う計画を持ちかけた。しかし、その相手は実際にはFBIの潜入捜査官であり、計画はおとり捜査によって摘発されたという。さらに、暗殺計画の概要はホテルのナプキンに書き残されていたとされ、検察はこれらを重要な証拠として提示している。
マーチャントは2024年、ペンシルベニア州バトラーでトランプ氏が銃撃された事件の前日に逮捕された。彼は裁判で、イランの指導部が自分に計画を持ちかけたと証言している。検察側は、彼が外国勢力と結びついて米国の政治指導者暗殺を企てたと主張しており、テロ関連などの重い罪に問われている。有罪となれば終身刑となる可能性もある。裁判では、イラン関与の有無や計画の実態が大きな争点となっている。