政府、北海道・三陸沖で初の「後発地震注意情報」発表 M8級以上の巨大地震に警戒
昨年8月に運用が始まった南海トラフ地震臨時情報の「巨大地震注意」に相当する位置づけ
TotalNewsWorld
2025.12.09
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政府は9日未明、青森県東方沖で8日深夜に発生した地震を受け、北海道から三陸沖にかけて巨大地震が発生する可能性が平時より相対的に高まったとして、「北海道・三陸沖後発地震注意情報」を初めて発表した。
対象は日本海溝および千島海溝周辺で想定されるマグニチュード8級以上の巨大地震で、昨年8月に運用が始まった南海トラフ地震臨時情報の「巨大地震注意」に相当する位置づけである。
日本海溝および千島海溝では、太平洋プレートが陸側プレートの下に沈み込むことで強いひずみが蓄積され、過去にもプレート境界やプレート内部の断層がずれ動くことで、M8級以上の巨大地震が繰り返し発生してきた。