自民・維新の爆弾条項つきの「あの法案」が時間切れに
野党が激しい反発
TotalNewsWorld
2025.12.15
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日本維新の会の中司宏幹事長は15日、衆院議員定数削減法案について、今国会での成立を事実上断念したことを明らかにした。
国会内で記者団に対し、中司氏は高市早苗首相と維新の吉村洋文代表が16日に会談する予定であるとした上で、「2026年通常国会で再び進めていくのかどうかも協議の視野に入る。引き続き成立を目指したい」と述べ、今後のスケジュール感についても話し合われるとの見通しを示した。
維新は同日、衆院政治改革特別委員会で企業・団体献金の受け手規制を強化する政治資金規正法改正案などの採決を求める動議を提出した。これは規正法改正案を早期に採決し、定数削減法案の審議入りを図る狙いだったが、野党側は「質疑や修正協議が尽くされていない」として一斉に反発し、委員会は休憩に入った。結果として、定数削減法案は審議に入ることすらできなかった。