米オールドメディア、沈黙の黄金律
民主党スキャンダルが不可視化される構造:オバマ時代から続くスキャンダルの連鎖
TotalNewsWorld
2025.11.23
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米国メディアにおいて、民主党の不正に対する報道が極端に少ないという指摘が続いています。NBC、CBS、ABCの夜間ニュースから、PBS、NPR、さらには深夜のトークショーに至るまで、多くの主要メディアが、民主党に不利な事件をほとんど扱わず、逆に共和党、とりわけドナルド・トランプ大統領に関する批判報道を優先する傾向があるという批評が根強くあります。朝の情報番組や『The View』なども同様で、政党間で報道姿勢に大きな非対称性があるとの見方が存在します。
こうした現象はしばしば「沈黙の黄金律」と呼ばれ、民主党に関する負の情報を短期間で埋もれさせ、世間の関心を共和党批判へ誘導する仕組みとして機能していると分析されています。本稿では、最近の具体的な事例を取り上げるとともに、とりわけバラク・オバマ政権期にメディアが十分に報じなかったとされる複数の問題について整理し、この構造がバイデン政権にも引き継がれている点を検証します。