移民で「取り返しのつかない国」になったスウェーデン
総選挙が突きつけた現実を「差別」で片付けるな
TotalNewsWorld
2026.09.17
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移民で「取り返しのつかない国」になったスウェーデン 総選挙が突きつけた現実を「差別」で片付けるな
9月13日、北欧スウェーデンで総選挙が行われた。結果はまさかの大接戦。開票終了時点で野党の中道左派連合が175議席、与党の中道右派連合が174議席とわずか1議席差で、最終確定は在外票・郵便票の集計が終わる16日以降にずれ込んだ。世界一寛容と言われた福祉国家が、ここまで揺れる背景には移民政策の失敗という現実がある。
スウェーデンは長年、難民・移民の受け入れに極めて積極的な国だった。しかしその結果として深刻化したのが、ギャング化した組織犯罪と銃撃・爆発事件の急増である。2022年の前回選挙では、この治安悪化への不満を追い風に反移民を掲げるスウェーデン民主党が右派最大政党へと躍進した。以降4年間、政権は移民政策の厳格化や難民の永住権見直し、滞在資格のない者の国外追放強化を進めてきたが、根本的な治安改善には至っていない。今回の選挙でも集団犯罪と移民問題は、生活費高騰と並ぶ最大の争点であり続けた。