豪ボンダイビーチ銃撃、16人死亡　容疑者は50歳と24歳の親子と判明　「反ユダヤのテロ」

オーストラリアの観光名所ボンダイビーチで14日に起きた銃撃事件について、警察当局は15日、容疑者1人を含む16人が死亡したと発表した。容疑者は父親（50）と息子（24）の2人とされ、父親は現場で死亡、息子は病院で重体という。銃撃はユダヤ教の祭り「ハヌカ」の催しの最中に発生し、目撃者によれば約10分間続いた。

警察によると、会場には約1000人が参加しており、現在40人が入院中。うち警察官2人は重傷ながら容態は安定している。

犠牲者の年齢は10歳から87歳に及ぶ。当局は事件に関与した容疑者が2人だと確信しているとして捜査を継続し、ユダヤ人居住区では警察官を増員して警戒を強めている。アルバニージー首相は「純粋な悪の行為であり、反ユダヤ主義の行為、象徴的な場所でのテロ行為だ」と述べ、動機の徹底解明を指示した。（引用：ロイター）