高市政権、自賠責「借りパク」問題に終止符 未返還5741億円を補正予算で一括返済へ
30年「宙づり」だった自動車ユーザーのお金と返却の影響
TotalNewsWorld
2025.12.04
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長年批判され続けてきた「自賠責保険の積立金が一般会計に繰り入れられたまま戻らない」問題が、ついに大きく動いた。高市政権は2025年度補正予算に、未返還となっていた**5741億円を全額返済する措置**を盛り込み、事実上の“借りパク”状態に終止符を打つ方針を示した。
自賠責保険は交通事故の被害者救済を目的とした強制保険で、その積立金や運用益は「自動車安全特別会計」の原資となる。しかし1994〜95年度、財政難を理由に政府は1兆1200億円を一般会計へ繰り入れ、「数年で返す」としたものの返済は長らく停滞。
結果として5741億円が20年以上返還されず、世論や自動車団体から「財務省の借りパク」「自賠責ネコババ問題」と強い批判が噴出していた。