小泉防衛相悲痛:前代未聞の陸上自衛隊戦車「暴発」事故
2026年4月、大分県の日出生台(ひじゅうだい)演習場において、訓練中の陸上自衛隊「10式(ひとまるしき)戦車」が暴発事故を起こし、隊員3名が死亡するという極めて痛ましい事態が発生した。ニュースサイト「SAKISIRU(サキシル)」の編集長・新田哲史氏は、今回の事故が日本の国防体制に及ぼす甚大な影響と、それに対する国内メディアの報道のあり方に強い警鐘を鳴らしている。
事故を起こした10式戦車は、2010年に制式化された日本が誇る第4世代の最新鋭主力戦車である。高度なC4I(指揮・統制・通信・コンピューター・情報)機能を備え、ネットワークを通じて戦車間での情報共有が可能なハイテク兵器だ。新田氏が取材した陸自OBによれば、旧式の戦車が暴発する事例はロシアや台湾などで報告されているが、日本の自衛隊、しかも最新鋭の戦車でこのような致命的な暴発事故が起きることは「過去40年以上記憶にない」前代未聞の事態であるという。
新田氏が特に問題視しているのは、この事故が「日本の防衛空白」を生んでいるという点だ。原因が究明され、安全性が確認されるまで、日本国内に配備されている約300両の戦車の運用が停止・制限されることになる。これは敵国から見れば絶好の機会であり、「中国は大喜びしているだろう」というOBの言葉を引用し、国防の観点からこの危機を報じるメディアがほとんどない現状を「絶望的だ」と批判した。