白人男性刺傷事件で黒人被告が無罪 ポートランド陪審評決に波紋
この評決に対し、米国内では「言葉による挑発で致命的な暴力が正当化されるのか」との懸念が噴出
TotalNewsWorld
2025.12.08
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米オレゴン州ポートランドで発生した刺傷事件をめぐり、白人男性を刃物で刺した黒人男性に対し、陪審が無罪評決を下した。 黒人に対する極めて侮辱的・差別的な表現(Nワード)を被害者が叫んだためとされている。
事件は2024年7月、市中心部で発生し、被告の黒人男性が白人男性の肩をナイフで刺したことは争いのない事実とされていた。
検察側は、被告が固定刃のナイフを所持したまま被害者に近づき、口論の末に刺したとして第2級暴行罪で起訴した。一方、弁護側は被告が人種差別的暴言を受け、身の危険を感じて正当防衛として行動したと主張した。裁判では防犯カメラ映像が提出されたが音声はなく、警察のボディカメラ映像では事件後に被害者が差別的表現を使っていた様子が記録されていた。