トランプ大統領を訴えた検事ファニ・ウィリス、不倫・公金不正疑惑で公聴会に呼び出され異例の展開に
「立法府として調査したいことがあるなら、私が何回『nワード』と呼ばれたかを調べなさい。
TotalNewsWorld
2025.12.18
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ファニ・ウィリス(Fani Willis)はジョージア州フルトン郡の地方検事であり、2023年8月にドナルド・トランプ大統領(当時前大統領)とその同盟者18人を、2020年大統領選挙の結果を覆そうとしたとしてRICO法(組織犯罪取締法)違反などで起訴した。この起訴はトランプに対する4件の刑事事件のうちの一つであり、選挙干渉を巡るものである。しかし、この事件はウィリスの身辺に絡む一連の疑惑と法的争いによって大きな混乱を招いた。
最大の争点となったのは、ウィリスが特別検察官として雇ったネイサン・ウェイド(Nathan Wade)との関係である。<ウェイドはウィリスの元恋人であり、ウィリスは彼をトランプ事件の特別検察官に任命し、高額報酬を支払った後、二人で高級旅行をするなど私的な公的支出が問題視された。
検察側弁護人らはこの関係が利益相反(conflict of interest)であり、公金の不正使用に当たると主張した。ウィリス側は旅行の費用は折半し、ウィリスが現金で返済したと説明したが、疑惑は拭えなかった。ウェイドは2024年に辞任した。