マクロン大統領夫人、活動家を侮辱する発言で炎上 フェミニスト団体が公式謝罪を要求
レイプ疑惑で抗議を受けた俳優の公演を妨害した活動家を「ばかなビッチども(sale connes)」と呼んだ動画が公開され、強い反発
TotalNewsWorld
2025.12.11
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フランスのブリジット・マクロン大統領夫人(72)が、レイプ疑惑で抗議を受けた俳優アリ・アビタン氏(51)の公演を妨害した活動家を「ばかなビッチども(sale connes)」と呼んだ動画が公開され、強い反発を招いている。動画は8日にSNS上で拡散され、夫人の発言が性暴力問題を軽視するものだとして批判が集中した。
ブリジット夫人側は、公演を妨害した活動家の「過激な手法」を批判したものであり、女性全般を侮辱する意図はなかったと釈明した。しかし複数の著名女性俳優が抗議運動に加わり、ハッシュタグ「#SalesConnes(#StupidBitch)」を掲げ連帯を表明した。女優マリオン・コティヤール氏は「私はばかなビッチだ。そのことを誇りに思う」と投稿し、運動はパリ各地の街頭にも広がっている。
抗議活動を行ったフェミニスト団体は、アビタン氏のレイプ疑惑で不起訴となったことは「無実と同義ではない」と主張し、性暴力被害の訴えが社会から矮小化されていると批判した。アビタン氏は2021年に元交際相手からレイプを告発されたが、証拠不足として不起訴が確定している。捜査判事は女性がPTSDに苦しんでいたことを認めつつも、供述に矛盾があるとした。