米議員、中国の「日本への威圧」非難 トランプ大統領に支援強化を要請
日本の軍用機に対して「ロックされたレーダーを照射する危険な軍事行動」が行われたとし、これを中国の「不安定化を目的とした挑発的行動」と明確に批判
TotalNewsWorld
2025.12.12
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米下院外交委員会の重鎮であるアミ・ベラ議員(民主・カリフォルニア)とグレゴリー・ミークス議員(民主・ニューヨーク)は8日、中国が日本に対して強めている経済的・軍事的威圧に深い懸念を示し、トランプ大統領に対し「日本支援の強化」を求める共同書簡を提出した。
書簡では、中国が日本向け輸入制限、観光・ビザ措置、産業への非公式圧力を行っていると指摘。さらに、日本の軍用機に対して「ロックされたレーダーを照射する危険な軍事行動」が行われたとし、これを中国の「不安定化を目的とした挑発的行動」と明確に批判した。
両議員は中国のこうした行動が日米同盟の安定性を脅かし、インド太平洋地域全体に深刻な影響を与えると警告。中国の経済的威圧の影響を受けた日本産業への関税緩和など、実質的支援策を検討するようトランプ政権に求めた。書簡では「経済・軍事の両面で同盟国を支えることは米国の戦略的利益そのものだ」と強調している。